当院について
当院の理念
患者様が住み慣れたご自宅で
安心して過ごしていただけるよう、
24時間365日対応で在宅療養を支援します。
患者様やご家族のご希望を汲み取り、尊重し、患者様一人一人に合わせた質の高い医療、ケアを提供します。
病院での検査や治療、入院が必要な場合には病院と連携をとり、円滑に受診できるようにコーディネートします。
患者様のご自宅での生活が安楽なものになるように、様々な職種の方々と密に連携して支援します。他の職種の方々から気軽に相談していただける診療所であるように努めます。
院長 ごあいさつ
私の医師になった当初からの目標は、『何でも診ることができる医師になること』でした。
その目標のため、まずはあらゆる患者様の最重症の状況を診られるようにと、3次救急病院の救命センターに所属し、救急・集中治療の経験を積みました。
その後は内科全般を学ぶため、揖斐厚生病院に内科医として勤めました。揖斐厚生病院では、内科が細分化されておらず、消化器内科、循環器内科、呼吸器内科、脳神経内科、内分泌内科、緩和医療といったあらゆる領域・疾患を担当しておりましたので、幅広い疾患を、急性期から慢性期、緩和医療や看取りまで経験することができました。
これらのキャリアの集大成として在宅診療に出会い、2018年からは在宅診療医として経験を積み、現在は在宅医療の専門医として、自宅で過ごすことを選択された患者様を最大限支援できるように努めております。
在宅診療において、私たちは常に患者様やご家族にとっての最善のケアを模索しながら、患者様とご家族を支え、寄り添っていきたいと思っています。
在宅でのお看取りではその人らしい最期を迎えるために、患者様のご希望を少しでも多く叶えられるように努めております。どうぞよろしくお願いいたします。
院長紹介
医師 二村 英斗
1984年 | 岐阜県益田郡馬瀬村(現下呂市馬瀬)生まれ |
2010年 | 岐阜大学医学部医学科卒 |
2010年 | JA岐阜厚生連 中濃厚生病院 初期臨床研修 |
2012年 | JA岐阜厚生連 中濃厚生病院 救命救急センター 救急部・集中治療部 |
2015年 | JA岐阜厚生連 揖斐厚生病院 内科 |
2018年 〜2022年 | 名古屋市内在宅診療所勤務 |
2022年11月 | はなぶさ在宅診療所開設 |
私が思うこと
在宅診療と聞くと、緩和医療や看取りをイメージされる方が多いのではないでしょうか。
がんや神経難病をはじめ、様々な疾患を患いつつも、自宅で過ごしたいと願う患者様が最期まで安楽に過ごせるように最大限支援させていただくのが在宅診療医の役割です。
病気を治すことだけでなく、治らない病気と向き合う患者様に寄り添うことも在宅診療医の重要な役割なのです。
ただ、在宅診療医にはもう一つの重要な役割があります。慢性疾患の適切な治療や救急疾患の対応をする、かかりつけ医としての役割です。
在宅診療を利用する患者様は通院が困難な方がほとんどですから、不測の事態や急激な病状の悪化が起きた場合に最初に診察するのは我々在宅診療医です。
在宅診療医には、病院の救急外来のように、的確に病状を把握して必要な検査を行って診断し、適切な診療を選択する能力が求められます。
自宅では対応困難な検査や治療が必要と判断すれば、速やかに病院と連携を取って病院への受診をコーディネートします。もちろん、積極的な治療や病院受診を望まない患者様に治療や検査を強引に勧めるようなことはしません。
日頃から患者様との信頼関係の構築に努め、患者様のご意向を汲み取って治療方針を提案し、しっかり相談して患者様の希望に沿った方針にできるように最善を尽くしています。
治療できる病気はしっかり治療する、治療できるようにコーディネートする。
これもかかりつけ医としての在宅診療医の重要な役割です。
在宅診療医は緩和医療や看取りに対応できることはもちろん、あらゆる慢性疾患、救急疾患に対応できなくてはなりません。患者様が安心して相談していただける存在でなくてはならないと思います。
私は在宅診療の専門医であり、救急科専門医です。私が在宅診療を始めてから、患者様や他の事業所の方に自己紹介をすると、「先生は何科が専門ですか?」と問われることがあります。
救急科医が看取りや緩和ケアを行う在宅医療をしていることを意外と捉えられることが多いようですが、私は、救急科を基盤に何でも診ることができる医師を目指してキャリアを積んできたからこそ、質の高い在宅診療を提供できると自負しておりますので、「私の専門は救急科です」と胸を張ってお答えしています。
常勤医師
二村洋平
専門分野 | 呼吸器全般 |
略歴 | 2007年 岐阜大学医学部医学科卒 2007年 岐阜市民病院 初期臨床研修 2009年 岐阜市民病院 呼吸器内科 2023年 はなぶさ在宅診療所 入職 |
資格 | 総合内科専門医 呼吸器専門医 気管支鏡専門医 緩和ケア研修会修了 |
医師からのごあいさつ | 急性期中核病院で呼吸器内科医として10年以上勤務し呼吸器疾患全般を幅広く診療してまいりました。特に肺癌や間質性肺炎といった難治性の疾患ついては診断から治療、時には緩和ケア、お看取りまで患者様のすべての経過に携わらせていただきました。また2次救急病院での一般内科救急にも従事しておりました。 患者様がご自宅で安楽な生活を送ることができるよう、これまでの経験を活かし診療に努めていきたいと思います。 |
常勤医師
船津奈保子
専門分野 | 脳神経外科 |
略歴 | 2007年 岐阜大学医学部医学科卒 2007年 岐阜市民病院 初期臨床研修 2009年 岐阜大学医学部附属病院 脳神経外科 2014年 国立循環器病研究センター 脳血管内科 2016年 岐阜大学医学部附属病院 脳神経外科 2020年 医療法人清光会 岐阜清流病院 リハビリテーション科 2024年 はなぶさ在宅診療所 入職 |
医師からのごあいさつ | 脳神経外科医として主に脳血管障害の急性期と回復期リハビリテーションの診療経験を積んでまいりました。手術よりも内科治療や全身管理、機能障害への対応に関心があり、それらを中心に診療してまいりました。 何らかの障害や治りにくい病を抱えながらも、その人らしく生活を続けられるお手伝いができればと考えています。 |
JNDへの協力について
現在、当院では日本脳神経外科学会データベース研究事業(Japan Neurosurgical Database:JND)に協力しています。
2024年4月から神経疾患で診療中の患者様の臨床データを解析させて頂き、脳神経外科医療の質の評価に役立てることを目的としています。
解析にあたって提供するデータは、提供前に個人を特定できない形に加工した上で提供しますので、患者様の個人のプライバシーは完全に保護されます。
本研究の解析に自分のデータを使用されることを拒否される方は、主治医にその旨をお伝えくださいますようお願いいたします。
その他研究事業についての資料の閲覧を希望される方は、研究班ホームページ(http://jns.umin.ac.jp)をご参照ください。